SNSでは伝えきれない、書ききれない…という思いからブログを始めます。
ってことで腰は重いです。
相当なよっこらしょです。
更新もよっぽどのことがないとしないと思われます。

初めてのクラッシックコンサートデビュー!!〜西本智美実様コンサート〜

友達に誘われて(たぶん欠員が出たので数合わせだと思うんだけど、違ったらごめんw)、西本智実様のオーケストラを聴きにいきましてね。
新年早々、縁起がいい事始めとなりました!
良き友を持つといいな、としみじみ実感!感動しまくり。
友達は毎年恒例で行っているだけあるな、と納得!

 

で、ドシロートの私の感想などを書いておこうと思います。はい。
(大切な事なので2度言いますが、まったくの素人でありますので責任は一切持ちません。てへ。)

 

まず、初めてのクラシックコンサートで、何を着ていくの?って思ったんですが、上はジャケット、下はジーンズでもいいかな、と家をいったん出たのですが、車のウィンドウに映った私の姿を見て「待てよ…」と何か感じるものがあってスーツにしました。
はい大正解!
ほんとさすがにジーンズの人はいませんでしたよ。ロングドレスの人もいるじゃん!ほんとシロートって怖いですよね〜。
一緒に行った方にも迷惑をかけるところでしたわ。汗

(だいぶ省きますよ〜)

で、チケットを友達から受け取り、みんなで席を探してみたら、真ん中の列の前から2列目ではないですか!
ちかっ!ちかっ!近っ!
いいのいいの?私こんな所に座っても…ってことで、毎年来ているお友達とそのお友達たちも、もう大はしゃぎ!
いや私もテンションがあがりますよ!だって、舞台はすぐそこなんだもん。
そうしてキャーッ!ってテンションの中、始まりました、奏者が次々席に付き、西本智美様が現れました。
美人、超美人!テレビで見た事あるけどそのまんま!(前から2列目から見たので間違いないです)

===

ここで演目を紹介しますと…(いいのかな?いいんですよね?これ書いても…まシロートなんで許してください)

 

J.シュトラウスⅡ / 「皇帝円舞曲」Op.437
メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ドヴォルザーク / 交響曲 第9番 ホ短調新世界より」Op.95
J.シュトラウスⅡ / ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314

 

でした。ちなみに何度も言いますが、シロートなのでOpの意味も、Ⅱの読み方も分かりましぇん。Jはヨハン、じゃないかと推測。

で、お友達から「この演目なら大丈夫、分かるから!」って励ましていただき、なるほど聞いた事のある有名な曲でしたね。

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コンサートは、ちょっと順番を忘れたけれど、指揮者の左のヴァイオリンの人がたぶんオーケストラの中で一番偉い人みたいで、その人が音を出して、みんながそれにあわせる、みたいな所から始まりました。
その方も美人さんでして、みなさん黒いドレスのようなものを着ているのですが、その方のドレスが、コムデギャルソン noir とかのような、芦屋ではなく青山・原宿的なファッションの黒いドレスで、化粧っ気もあまりない感じ。だって美人さんだからいいのです。はい。

その方を私は「若い看護婦長さん」に例えました。「よけいな事は言いません、正確な音とリズムを刻みます。メスと言われればメス出しますけど、私」とオペに望む看護婦長さんですね、例えて言うと。
(重ねて言いますが、シロートですからね私)

 

皇帝円舞曲が始まりました。

 

とにかく音がすごいんです。ヴァイオリンの音、他の楽器の音(ってか他の楽器の名前がわからんもん)が1つ1つ、1つ1つ、が少しずつ重なり合って、すごーい音になるんですね。目の当たりにしましたよ、前から2列目で。
なので、ヴァイオリンの弦を弾いて音を出すけど、少し置いただけの音まで聞こえるんですよ、なにより前から2列目は!

 

西本智実様のタクトもすっごくかっこいいんです!何より美人!!

 

1曲目が終わると、司会進行がなんと中井美穂さんではないですか!かわいい〜〜〜!
間違いないです、だって前から2列目で見たんですから。

 

で、新年のご挨拶などがあり、次はヴァイオリンをソロで弾く方(江島有希子さまという方)が登場!
これがあちこちの客席で、まるでウェーブのように、「ほそっ!」「細いっ…」とささやかれての中央へ。
まー細いんです、江島様。腕は軽く親指と人差し指を輪っかにした位の太さ、腰は前から見てるのか、横から見てるのか見まがうほどの細さ…可憐でした。
が、演奏がすごいんです。すごいんです!ドラマチックなんです!
オーケストラが演じているときは、目をつぶり、音を聞き、瞑想されているような…そんなすばらしい表情やら演奏を…そうです、前から2列目で見たのです! 

その演奏を聞きながら、ドシロートの私は、いろいろ考えましたね。

まず、この人たちの生きてきた何十年の中で、1日の大半を楽器の練習時間に当て、著名な先生につき、高い学費の音楽大学に入学し、海外に留学し、数千万円も億円もするストラディバリウスを買い、大学や留学先で、日の目を見たり苦しんだり、もがいてもがいて今のこの舞台があるわけですよ。一朝一夕でできるものではないんですよ。
その人の賭けてきた時間、労力、想い、お金…それが今私が聞いている「音」なんだ…と。
そんな「音」を前から2列目の「すぐそこ」で聞いたわけですよ。ドラマを感じないわけがないですよね。いや、何より音がドラマチックでした!弦を弾く音、指ではじく音、弦を引く音、まーヴァイオリンってすごいんですね〜。

他に言葉が見当たりません。拙すぎてすみません。なんせシロートなんで。

 

あと面白かったのは、やはりそれぞれの演奏者は、本当に忠実に1つ1つの音を紡ぎだす職人たちなんだなーって、表情を見て感じましたね〜。
一瞬自分の演奏が空白になる時に見せる表情が、それを物語っていましたね。(あ、前から2列目だったんで、わかっちゃったんです。)
なんて言うか音はとーっても大切に愛おしむようにつむぎだすけれど、それが過ぎたら、私の担当じゃないしー、みたいなことを言うOLみたいな顔してましたもん。

そんな中で1人かわいい事務員さんを見つけましたよ。最前列にいた大きな弦楽器を股にはさんだ子でしたが、足元のガニ股加減がいいんですよ。で表情がですね、時々思いっきり笑うんですよ。え?なんか今誰か失敗したの?とか、変な音出しちゃったの?みたいに思えるくらい、笑ってるんです。(多分曲の中の楽しい気分の時なんでしょうけど)気づくとそんな顔になってるもんだから、もう目が離せなくてね。でもその子も間違いなく、自分の演奏が終わると唇をへの字にしてね、ちょっと鼻触ったり、私の出番じゃないし〜みたいに退屈そうにしている超かわいい事務員さんでしたよ。で、途中でココって時に、他の弦楽器の人と目を合わせて、ここはニコーっ、ここはニコーって何度も目を見つめ合ってはニコニコしていて、楽しそうでしたね〜!(曲が楽しい雰囲気のときだと思いますけどね)

あ、これは前から2列目とかじゃないと、分からない事だと思いますけどね〜。
↑ ここ大切な事です

あと、新世界ではトライアングルの人がチンチン鳴らしてましたが(演奏ですよね)、あれはあれで難しいんだろうな〜とか、あれ誰に教わるんだろうか?大学のトライアングル部に入学するのか?トライアングルを覚えるために海外留学したのか?とか色々想像しまくり。
ただトライアングルを鳴らすタイミングは、その人が立ったり座ったりするのでだいたいそろそろかな?とか分かるんですが、あれ逃しちゃうと出番がないよな〜とか、減給になるのかなとか妄想してました。(だってシロートなんだもん!)

 

あとね、クラッシックコンサートって、とっても静かに身じろぎひとつせずに聞かなきゃいけないイメージがあるでしょ?それは苦痛でしたね。
だって指揮者が体いっぱいに使って表現しているじゃないですか?
聞いている方も「ふむふむ、この音は…」などとしたり顔で聞くんじゃなくて、体とか動かして聞きたいな〜って思いました。私の足は少なくとも動いちゃいましたけどね。じっとしてるの無理っす。途中手拍子したいくらいでしたもん。あとスタンディングオベーションもしそうだった。。

最後に、プログラムにない演目で、キューバの楽曲をギタリストSAYAKAさまという方がヴァイオリンで歩きながら演奏という画期的なステージ!他の方もヴァイオリンを弾く奏法での演奏。楽しそうだし、すっごいかっこいい訳ですよ。リズムにのりに乗っているんですよ!
いや〜あれを手拍子もなしに、体も動かさずに聞くクラッシックファン…残念な感じでしたね〜。そこには何か大きな隔たりを感じる訳ですよ。
音楽を作った人と、演奏する人と、聞く人の間に。

全体的には音楽ってやっぱりすごいな…と圧倒されたクラッシックコンサートでした。また今度圧倒されにコンサートに行きたい!

あと、クラッシックとキューバ音楽を少し齧ってみよ!

 

ライブ最高!